テルクシペアの詩【女詩】

#455  …酔うなら



いつ 届くのかもわからない
つぐないの声を
毎夜毎晩 叫び続けて

いつの 時代かもわからない
ワダツミの唄を
毎夜毎晩 探し続けて


空回るのは いつも 私独り
飛び回るのは いつも 真っ黒い鳥


許される日は 来るのだろうか
燃え盛る火は 降るのだろうか


アタマの上に 見えるのは
アタマの中に 揺れるのは


いつまでも
ぐるぐる廻る
嫌な予感

どこまでも
くるくる廻る
無駄な時間


それでも
魔 …酔うなら


それすら
無 …酔うなら

それなら
早 …酔うなら




それでは
さ …ようなら








【#455  …酔うなら】
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