【完】素直じゃないね。
遊園地に着いても、宙から連絡はない。
それはつまり、つかさはまだ見つかっていないということで。
遊園地に入場し、あたりを見回しながら、人と人との間を縫って進む。
夕方だというのに、人がひしめき合っているせいで、走るのもままならない。
「つかさっ」
声を張り上げ名前を呼ぶけど、返事が聞こえてくることはない。
その時、数メートル先を歩く、見慣れた長い髪の後ろ姿が見つけた。
──あれは……。
「つかさ!」
人混みをかき分け、なんとかその肩に触れると、彼女が振り返った。