ダメオトコに恋して、バカ男に恋されて。
校門を抜け、下駄箱で、
莉子と優くんの姿を見つける。


「おはよう。」

「あら。仲良くご登校(笑)?」

莉子の明らかに面白がってる顔!

「まぁーね(笑)そっちには負けるけどね。」

いや、いや、横山?

「あはは。横山、あんた、なかなかだよ。頑張ってね。」

からかわられる位なら、黙ってよーと思ってたのに、
さすがにもー黙ってられず……

「ちょっと莉子!?」

「ありがと〜長瀬に言われると嬉しいわ!でも、凪がそう言ってくれれば、一番なんだけどねー。」

「ちょっと、横山!?」


「へー。辰巳ってそーだったんだー。すごいじゃん、葉山。漫画のヒロインじゃん(笑)おめでとー!」

いやいや、優くん?
その変なコメントいらないから!

なんか、
瑠依くんとの事で
いっぱいいっぱいだったはずなのに、

朝から
なんか、おかしな展開になってます……。
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