キラキラ 〜17歳妊娠*不思議な15日間〜
「念のため、今夜一晩はこちらで様子を見ましょう」
先生からそう言われ、チビは小児科病棟に移された。
お父さんは仕事があるからと、明け方5時過ぎに帰って行った。
個室の真ん中に小さなベッド。
点滴を刺されてる腕は、包帯でグルグル巻かれて痛々しく見える。
お母さんは眠りにつく事なくチビをジーっと見つめていた。
「ホントによかった…」
小さな声で何度も呟き、チビの頭を撫でて…
ホントに…
本当に…大事なんだね。