久遠の愛と約束を

「あ、にっしーだ。見回り〜?」

「あぁ、そうだよ。2人ともシフトは終わったんだね、お疲れ様」


同じえんじ色のクラスTシャツに身を包む瑞輝はスーツ姿とは違うかっこよさがあり、思わず口元が緩む。


私は手元で口を隠し2人にばれないようにコホンと咳払いをした。




「あっ、紘那ごめーん。
あたし教室に財布忘れた……ここで待ってて〜」

葵は私たちの前からパタパタと走っていなくなってしまった。



文化祭の真っ只中、ザワザワした校舎から少し離れた更衣室はシーンと静かでまるで授業中みたい。


ふと瑞輝の方を見ると瑞輝もこちらを向いていて目がガッツリ合ってしまった。
にっこりと微笑む瑞輝は何かを企んでいるようにも見える。

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