another新撰組・1

夕日

今日二回目のダッシュだ。

ダダダダダダッ。

「・・・土方さん。只今戻りました。」

自分では、そう言ったけれど、荒い息では、ちゃんと聞こえたかわからない。

「・・・テツ。」

低い声で名前を呼ばれる。

反射的に身体がビクッと反応した。

来たぞ。雷が。

「はいっ。」

「お前、使いにどれだけ時間かけるつもりだ?」

「す、すみませんっ。」

今日は、何刻お説教だろう・・・。

「・・・しかし、もう沖田も戻っているし、今日は許してやる。さっさと茶でも入れてこい。」

「・・・え?」

あれ?

お説教なし?

「・・・気が変わらないうちに行け。」

「は、はいっ!!」

俺は慌てて土方さんの部屋を後にする。

(珍しいな。何かいい事あったのかな?)

とりあえず、怒られなかったから、ま、いいか。
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