「15―イチゴ―」
15。「―イチゴ―」
初めて触れ合った春の日。
繋いだ手から温かさが伝わってきた、あの日──。
ずっとずっと忘れられない温かい笑顔。
訳も分からずドキドキしていた──。
初恋もまだで、
全然分からない感情に戸惑っていた──。
だけど、今思えば、あの時からあたしは、あなたのことが好きだったんじゃないかな──。
「あのね、あたしが1番好きなのはね─…」
あたしは、あなたに初めての恋をした──。
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