「15―イチゴ―」
「俺さ──…」
好きなやつが居る──…
その好きなやつは誰なのか、とか話をしていた。
黙って聞いてくれてたかと思うと、話し終えた後──…
「やっぱりなー。
てか分かってた、な?」
確かめるように、章吾の方を向きながら言う隼人。
「見てたら分かるって!」
「マジでっ……!?」
んな分かりやすい態度してんのかな──…
今までの事が頭の中に勢い良く駆け巡り、自分の顔がみるみるうちに熱くなってくような気がした───…