「15―イチゴ―」
「ごめんね、お待たせッ!!」
話をしていると、声をかけられて振り返ると葵本たちが居た。
───…ドキッ
振り返った一瞬、葵本と目が合ったけど、すぐにそらしてしまった───…。
「大丈夫大丈夫っ!!
どっか行きたいとこある?」
古河の言葉に答えて、誠也と章吾が皆を引っ張っていく。
「んー… どっかある?」
誠也の言葉に、古河が葵本たちに聞き返すけど、特には無いみたいだった。
「とりあえず、なんか食べますかーっ!」
伸びをしながら皆に聞こえるような声で先頭を進む誠也。
祭りで食べるだろうということで、昼ごはんは、軽食を選んでマクドになった。