からっぽ。
《要一》



「はぁー……」

なんとか、初日の営業が終わった。


実際に営業してみて、改善する点もいくつかあったが、今は、心地良い疲れに浸っていたかった……



毎日、朝は業者との打ち合わせ。

夜には、招待をしてる人達のお店に、挨拶をかねて顔を出す。


“夜の街の飲食店”の人達ばかりである。


招待状を置いてくるだけでは、済まない。



『懐具合が、一番、大変だったなぁ…』


準備をしていた期間が、あまりにも忙しくて、初日の営業は“あっ”と言う間だった………



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