【完】好きなんだからしょうがないだろ?
「き、聞いて……」
「黙ってろ。キス出来ねぇだろ?」
射るような熱の滲んだ瞳が、あたしから反論も、言い訳も、全てを奪いさってしまう。
「そもそも、お前」
あたしの頬に手を伸ばしてそっと触れる。
玲央の温度がじんわりと染み渡る。
「男の部屋に入るって、覚悟出来てんの?」
ーーードキッ
吐息混じりに囁かれたその言葉が鼓膜を揺るがす。
「オレそこまで理性保てる保証なんかねぇよ?」