【完】好きなんだからしょうがないだろ?
「……ギャッー!」
「んだよ、化けもんでも見たような言い方しやがって」
女子の熱い歓喜の声と同時に身体をねじって見上げれば、あたしのチョコワッフルを奪った張本人、玲央が眉を寄せる。
「なんで、アンタがここに……」
いくら同じ校舎になったからって出来れば会いたくなかったのに……。
「これお前のだろ?」
「え……?」
ほら、とチョコワッフルと引き換えに差し出されたそれにあたしの目はゴマ粒になる。
それを覗きこんだ莉子がその名前を口にする。