【完】好きなんだからしょうがないだろ?
そのせいか頬も耳もじんわりと熱を持っていく。
大きく開かれた制服のシャツも、緩んだネクタイも、玲央のハニーブラウンの髪も。
「れ……玲央?」
あたしの唇をそっと親指でなぞる。
それを自分の唇へと運んでペロッと舐めた。
「……甘っ」
「へっ……?」
「お前、相変わらず甘党だな?口に何つけてんだよ?」
意地悪な物言いに言われるがまま口を指でなぞってみると、微かにザラッとした感触にハッとした。