【完】好きなんだからしょうがないだろ?
背後から聞こえる声に振り返ると、中庭の後ろに見える渡り廊下に立って、こっちを見ている女の子が二人……。
あ……あたしのこと、見てる?
って思ったんだけど、こっちを見ながら、キャッキャとはしゃいでて。
「だって、学校に来るなんて珍しいじゃん?レアだよ、レア……」
レア……って、学校に来るのが?
「でも怖いよ。一度は、話してみたいとは思うけど……キャッ!」
小さい悲鳴をあげると女の子達は後ろ髪を引かれるようにパタパタと走って行ってしまった。