男の秘密 -繋がる未来-
コトンという小さな音で、意識が浮上してきた。
目を開けると目の前には、自分が作った料理が並べてあった。
「あれ?・・私寝てしまったのね !?」
並べた覚えの無い料理に、一気に眠気が飛んで、慌てて立ち上がった。
「あぁ、目が覚めた?」
「ご、ごめんなさい!考え事してたら眠ってしまって」
「気にするな。それより、またご飯食べてなかったんだ」
「うん。今日は先に食べるつもりだったんだけど、寝てしまったから・・・」
恥ずかしくて語尾が小さくなってしまう。
「体を壊すといけないから、気をつけて」
ポンと頭に手を置かれたので、ハッとして顔を上げると、優しい眼差しの忍と目があった。
「えぇ。気をつけるわ」
「じゃぁ、食べようか」
かなり遅い時間の食事になってしまったが、忍と食べる夕食はとても美味しかった。