【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて
「よかった……」
「え……?」
「和藤さんが何でもないならいんだよ。焦った。ほんとに」
入り口の扉に背中を預けてすとんっとしゃがみこんだ。
常磐君は、どこまで優しい人なんだろう……。
「ごめんなさい……」
「ううん。オレこそこないだは、嫌なこと聞いてほんとごめんね?」
それはあの保健室の前でのことだと理解した。
わたしに“どうしてあの日泣いていたのか”と聞いた常磐君。