パチパチ***サイダー


恐る恐る振り返れば、そこにはあたしのことをいつも馬鹿にするアイツが立っていた。


ユニフォーム姿で、汗を浮かべてじりじりと近寄ってくる。


「は、早く部活戻れなさい!!」

さっきのセリフを聞かれた動揺から、意味わからない言葉を発してしまう。


「戻れなさい!?ブハッ」


「何笑ってんの!!さっさと戻れ!!」


ゲラゲラ笑うヤツの笑顔に少しイラッとした。
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