胸が壊れるほどに愛してる
一歩前進

文化祭






ーホームルームー




「じゃあ、今日は、文化祭でやる、クラスの出し物を決めるぞ~」


『はーい』






私でも、みんなの力になれるなら、
何かやりたいです!



「だれか、意見がある人は挙手!」





「はいっ!メイド喫茶!!」




「はぁ?何でよ!男子、絶対何もやらないじゃない!!その上、女子のメイド姿見たいだけじゃん!」



『そうよ!!』




皆、立ち上がって叫ぶように話してる






先生が、困ってる……


私が助けなきゃ





「みっ、皆!落ち着いて!!!」



私は、いつもの100倍くらいの声を出した




皆驚いて、固まる





先生も、こっちを見てる





「……そうだな。白石の言う通り皆落ち着いて、話し合って決めよう」




私が困ってるのを見て、フォローを入れてくれた





「じゃあ、出し物決める前に、先に実行委員を決めよう!
先生、推薦したい人がいるんだけど、良いか?」





『誰?』





「白石さん。君に、お願いしたいんだ。
嫌なら、断ってくれても構わない」






嬉しい




ずっと、こういうの、やりたかったんです




皆と、楽しみたかった……




「白石さん……?」





「私、やります…」




「本当?ありがとう!」




私の大好きな、先生の笑顔が見られただけで、凄く嬉しいです!





「じゃあ、皆も、いいかな?」






『はーい!』





皆、賛成してくれました……





私、認められたんですね……



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