気づいたら好きでした。
今でもまだ届きますか。
気付くとあっという間に放課後になっていた。


「愛奏-!寄り道して帰らない?」

希実が、キラキラした目で私を見つめて聞いてくる。

「いいね!クレープでも食べてかえろ!」


私達は行きつけのクレープ屋さんへ向かった。


でも、また見たくないものを見てしまう。


「あーん。どう?史緒(しお)おいし?」


流星達が放課後デートをしている。

希実が私の目を隠す。


「大丈夫。私が隠してあげるから。」

希実の優しい手が私の目を塞ぐ。


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