竜宮城に帰りたい。



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「っ、バイバイ。晴。」


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7



私は電車の中に乗り込んだ。

晴は珍しく難しい顔をしている。


「晴……?」



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「ほれ、玉手箱や。」


「!!?」


晴は私の口にかじりかけのお煎餅を突っ込んだ。



3



「じゃあの。」

「うん…」



2



ドアが閉まる2秒前、



ほんとに一瞬、



晴は私の手を引っ張って、



傾いた私の頬にキスをした。




1

0




私とゆかりが乗った電車の扉は閉じた。





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