カナリア

愛して4

今日は、セイと会う日。


彼のオススメのカフェでケーキに囲まれている。



「ねえねえ、カナって歳の離れた弟がいるんだって!?」


「うわ、いきなりだ。」


「文太から聞いた~~~!いいな~!!」


「遊ぶ?」


「遊びた~~い!けど、人見知りなんだっけ。」


「そうだね~。活発じゃないよ。」


「そっかー。俺とか岡目君は、わいわいはしゃぎたいタイプだからなー。

あー……それに、今会うと、ややこしくなっちゃうか。遊びたかったな~~。」


「もうちょっと人見知りがなくなったら、ぜひ。」


「文太が子供好きなの意外だと思わない?俺、最初びっくりしちゃった。」


「あ、やっぱり。文太君には悪いけど、私も思った。」


「そうそう。だから最初、教育学部行きたいって言った時、みんなビックリしてねー。」


「やっぱり教師目指してるんだよね。」


「うん。で、多分、小学校の方。」


「へー……。」


「意外だよね。あれかな、ギャップ狙ってるのかな。」


「……。」


 ――教師を目指している。



「そういや、みんなは?」


「みんな?将来の夢って事?えーやだー!恥ずかしい!」

セイは冗談ぽく笑う。



「……あるんだ。」


「あるよ。」


 真面目な顔。セイにも夢があるんだ。


「そういう話とかって、みんなでしたりする?」


「うーん?……した事ないな。

あっ、パンケーキ来た!たべよたべよ!」
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