学園の女王と三銃士
少々遅刻ぎみだったのでなんとなく早足で向かった私達。学校につくと何百人もの人がたくさんいる。「わーさすがに多いねー!」「フフ、静香あまりはしゃがないでくださいね迷子になりますよ?」「な、ならないよー!」と楽しい会話をしていた時
「お、おい何だあの子達。メッチャレベルたけーぞ」
「おいお前声かけてこいよ」
「はぁ?お前いけよ!俺あんなに可愛こみたことない!」「うるさいなー男子達何騒いで…は!?メッチャ美人がいるんてすけど!しかも5人も!?」「えー最悪ー今年は私のモテ期来たかもって思ったのにーあんな子達いたら勝てっ子ないじゃーん、」
と様々な会話が聞こえてくる。「はぁ…。やはりここでも同じなようですね」一番にため息をついたのはあやちゃんだった。自慢じゃないけどうちら五人はS5っていう名前がついてるんだ。これは中学校の時からでなんか《桜に負けない美しさの五人》って意味だったんだって笑正直それでいっつも注目を浴びちゃうんだー。そういうのは一番嫌いなあやちゃん。やっぱり嫌なのかな?「ねぇあやちゃ…」「オーホッホッ!やっぱり華善高等学校では私の魅力が一番目立つようね!」ここでしおんちゃんがすごくおおきな声でいってる。あやちゃんとは違ってしおんちゃんはS5であることがすごく嬉しいみたい。私も5人いつも一緒にいれるのはすごく嬉しい!まぁこんな感じで注目を浴びながら教室に向かうあたしたち。クラス替えの表を見ようとすると人混みが邪魔で全く見えない!よく見るとその人混みは一人の男の子を中心に女の子が囲んているようだ。なんでクラス替えの表のとこで停まってんの!とちょっとイライラしちゃったけど。。んーー!と背を伸ばしていることに気づいた一人の男の子。ん?どっかで見覚えが…?
「あーー!朝の可愛こちゃん!!俺俺!覚えてる!ほら!四つ葉の公園の角でぶつかったさー!」「あー!思い出した!さっきはスイマセン。」「あーいいってそんなの!それよりさー俺君のことすごい気に入ったんたけど名前教えてくれない?」「えっ?あ、あの…。」さっきからすごく気になる女子の目線。。「なにあの子ーメッチャ可愛くない?あれじゃぁ徹とられちゃうよー!」やばい。こーゆーの苦手。。誰か助けてー!その時!!「スミマセンがうちの静香に近づかないでください訴えますよ」「あやちゃん!」ナイス!あやちゃんの助け舟!と思ったら…。「えっこの子も超可愛こちゃんじゃん!やっぱ可愛こちゃんの友達は可愛こちゃんだよなー!」
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