朝焼け

「後ろ…向いて見て?」
雄が言う。



後ろには…雄が立って居た。



薫は思わず雄に抱き付く。


「あ、ゴメン、友達なのに、ヘンだよね」



そういって離れようとする薫を抱き締める雄。


「ゆ…雄??」



「…会いたかった…」



呟く雄。



薫も涙を流しながら雄にしがみつく。
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