闇の中に咲くランの花 Ⅰ
そしてどこかの扉をまた開ける音がした。
?「結斗(ユイト)!連れてきたよ!」
ユイト?それが今回の誘拐の黒幕か!
結斗「サンキューな仁(ジン)、虎羽(コウ)」
なにがサンキューだ!
麻琴「ねぇ…さっさと目隠しとってよ」
結斗「おぉ、悪ぃ悪ぃ、仁とってやれ」
仁「OK!」
はぁ……やっとで見えt…あれ?綾斗にそっくり…
結斗「やっぱり美人だな、お前」
はっ?
麻琴「あなた、眼科に行ったほうがいいと思いますよ?」
結斗「フッ、ハハハハッ最高だな!」
なんで笑ってるの?そんなに面白いこと言ったっけ?
麻琴「で?なんで私をここに連れてきたの?私が納得する理由でお願い。」
結斗「それは、蝗龍を潰すためかな?」
納得できないし…。
結斗って人の返答に私は頭を抱えたい気分になった。
麻琴「なんで潰すのに私を誘拐するの。私、関係ないじゃん…」