【完】好きだから【完】



それぐらい恭くんが好きなんだろうな…


私も木崎先輩のこと大好きだったし……ここまではアピールしなかったけど。


「弥生ちゃんは、どうして恭くんが好きなの?」


「恭先輩を好きになった理由ですか…?」


「うん!」


「願書をとりにきた時…やよ、恭先輩に会ったんです。私がぼーとしてぶつかって転けたんですけど…恭先輩、すごく謝ってくれて…お前は受かるって言ってくれて…」


恭くんらしいな…


「やよ、ギリギリだったんです。この学校。でも、恭先輩が受かるって言ってくれたから…頑張れたんです。」


「そっか…よかったね。弥生ちゃん。受かって!」


「はい!恭先輩に会いたくて頑張ったんです!だから、やよは恭先輩とカップルになります!」


「頑張ってね。私も協力するから。」


「ありがとうございます!瑠璃先輩、大好きです!」


そう言って私にギュッと抱き着く弥生ちゃん…。
やっぱり可愛いなぁ。
弥生ちゃん。


私とは…ちょっと違うけど、純粋に先輩に恋してる弥生ちゃんをみると…前までの私と重ねちゃう。


だから余計に応援したくなっちゃうんだろうな。




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