俺と彼奴らと死神と・・・?〜ほぼ脱出不可能な建物〜
「俺の名前は猫野 忍だ
 此処は・・・俺も何処だか、わからない
 目が覚めたら、此処にいたんだ」
そう言うと、女・・・じゃなくて、男も
自己紹介を始めた
「そうなの...アタシは雪姫 秋(ユキヒメ アキ)よ
 あ、此れはちゃんとした、本名ね?
 アタシもアンタと同じで、目が覚めたら
 此処にいたわ」
・・・・・つーことは...
此処ら辺を探索しなきゃなんねぇんだな
「えっと・・・忍ちゃん、だっけ?
 貴女、服に血が付いてるけど
 大丈夫なの?」
「は?」
俺はそう言われ、自分の服装を見た
俺の服装は黒のパーカーに中は
白のタンクトップ
下はデニムの短パン、黒のタイツと
黒と白を基本とした厚底スニーカーだった
でも、違うのは
パーカーの前は開いていて
サラシが取れ、白のタンクトップには
紅い血が付いている
そして、タイツは所々破れていて
靴のミッドソール部分は、紅くなっている
裏側を見ると、乾いた血で真っ赤だった
・・・・・何でだ...?
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