非現実が現実に
「うーん、とね。
告白された日の放課後、雪弥くんに
事情話すって言ったよね?
まあ、由香覚えてるかわかんないけど…」

「あー。
覚えてる!!よ?」
「それがどうかしたの??」

「だから、そん時に私 雪弥くんに
事情話して納得してくれてから

「体育祭までもう1度頑張ってみる」

って、言ったの。
雪弥くんが。

だから、今も由香にアピール中なんだけど…

って、あの後由香に言ったよね…?
私…。」

えっ…うそぉ。

雪弥、今もあたしのこと…?

「じゃあ、今もあたしのこと…
想ってくれてる、の?」

「えーそうだよー!
全然あきらめられない、って言ってたよ?」

うそっ…
てっきり。
友達としての、挨拶なんだと…

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