△チョコパイ
「ただいま〜」

「あらおかえり。遅かったわね。」

そう!
あたしはあの二人が帰った後、担任の先生に姿を見られてしまってごみ捨てを手伝わされてしまったのだー。

うぅ… 悔しい。

見たいテレビがあったのに。。


結局、雪、楽しく帰れたかな?
手とかつないだり…。

ズキッ

雪と武人が手をつなぐところを想像すると
胸が痛くなる。

こうゆうのが幼なじみの感覚ってやつなのかな。


でも、雪も武人と付き合ったってことは
これから大変だな…

なんでかっていうと、武人はサッカー部で
顔もそこそこいい感じで運動神経も良いし
けっこう女子からは人気があるらしい。

ていうのも、雪と仲良くなりだした頃に聞いたんだけどね。

だから武人モテるからなぁ…

雪も負けんようにしないと。




そのまま眠りについてしまったあたし。


その夜。
ある夢を見た。

小学生の頃の武人と自分がいた。

そして、公園のブランコで武人が泣いている。

「僕、もう友達できないのかな…」

「そんなことないよ!
あれは、あの子が悪いんだよ!」

その頃のあたしは武人より気が強くて、
どちらかというと武人が女であたしが男
みたいな感じで武人を守ってあげてたかな。

あの子っていうのは、今日武人に告白した子だった。
ちょうど、武人の友達がその子のことが好きだったから友達が怒ったみたい。

武人が悪いわけじゃないのに…

「武人!これから何言われてもあたしが
守ってあげるから!
だから安心してね?」

「万理華ちゃん、ありがとう」

その頃のあたしは武人のことが大好きだった。
でも、中学校に入って部活や勉強で忙しくてなかなかしゃべることもなくていつの日にか大好きって気持ちが消えていたんだと思う。


あの頃はほんとうに武人のことが好きだったな…

あれは、恋なのか何の感情なのかはわからないけど。
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