ウソのコイビトになりました
「そんな暗い顔されて、しかも色々やらかしまくって、こっちが迷惑だ」
陽斗くんの言葉は心に突き刺さるくらい鋭い言葉だった。
だけど、私に1歩を踏み出させるような言葉だった。
考えてるだけじゃダメなんだ。
行動しなきゃダメなんだ。
『後悔しない道を選べよ?』
光くん、後悔しない道分かったよ。
「……陽斗くん。ありがとう。
私、ちょっと行ってくるね!」
そう言って、私は走り出した。