ウソのコイビトになりました
熱で倒れた俺を、朱里が看病してくれた。
朱里の卵がゆが美味かったのを覚えている。
夜中に優夢の夢でうなされてた俺が目を覚ますと、朱里が寝ていた。
手にはうちわを持っていて、俺をあおいでいる途中で寝てしまったことが分かる。
スヤスヤと無防備に寝ているコイツはいつもより幼く見えた。
あんなことがあったあとなのに、その顔を見てると不思議とその記憶が薄れてく。
「危機感なさすぎ。俺だって一応男なんだけど」
まぁ、全く欲情しないけど。