ウソのコイビトになりました
「………俺が今好きなのは」
緊張が走る。
だけど、ちゃんと伝えるんだ。
「……俺は…朱里が好きだ」
その言葉に、朱里の瞳に涙が溜まっていく。
「いつの間にか、朱里のこと好きになってた」
「本当?」
「何で、こんな嘘つかなきゃいけないんだよ」
「ゲームじゃない?」
「ゲームじゃない」
そう、今度はゲームじゃなくて
「俺と付き合って」
「…っ!はいっ!」
俺は朱里を抱きしめた。
すると、朱里も抱きしめ返す。
そして腕を緩め、微笑み合うと甘いキスを交わした。
この上ない幸せを感じた―――。