2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-
 
**-- Twenty four --**



ブーケトスは雪に。
雪とヒデがまたつき合いはじめてくれればいいなと思って。


それを見て直貴はにこやかに笑いブーケを取った雪はヒデと照れ合うように笑う。


ワタシは、3人の笑顔の中で幸せの涙を流していた。


……そんな夢。


その夢を3人が来てくれたときに話したら、3人とも「気が早いよ」と。


ブーケトスの話は、プレッシャーになるといけないと思って雪に向かって投げたというところまでしか話さなかったけど。


それでも、そのあとは温かい笑顔に包まれた。


現実のワタシは、ウェディングドレスも着れないしバージンロードも歩けない。


だけど、夢の中のワタシはちゃんと元気な体だった。


夢の中でだけでも、直貴と夢のような結婚式ができてよかったな。……幸せな夢が見れて本当によかった。


神様があの夢を見させてくれたような気がする。


“頑張ったね”って、ほめてくれたような気がする。


こっちでいいんだ、って言っているみたいだった。
 

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