審神者、始めました

いざ、戦場へ!

 という訳でやって参りました、戊辰戦争最後の戦場、幕末の函館でございます。
 歩『・・・巫女装束って、案外機動力があるのね。ビックリビックリ』
 今「よくおにあいですよ」
 歩『そう?・・・さて、この時代であってはならない事柄というと、土方歳三率いる新選組を擁する旧幕府軍の勝利と土方歳三の生存かねぇ?』
 この二つだと思うな、うん。
 加「歴史に詳しいね、主」
 伊達に歴女歴が長いわけではないし、薄○鬼をプレーしていたお陰で、近現代以外の明治維新や幕末の歴史はお手のもの。
 歩『まぁね♪さてと、敵さんを見つけてちゃちゃっと終わらせるかな』
 と、思ったら。
 歩『・・・!』
 草の茂みから、まるで何かの骨格標本のような図体に、短刀を口にくわえた奴が三体、飛び出してきた。こいつらが敵さん?
 歩『おっと!おやおや、随分と気が早い連中だね。お出迎え?大したもんだ』
 加「主、大丈夫?!」
 歩『平気だよ、清光。さて、一気に片付けるかねぇ!』








 キンッ!ザシュッ、ザンッ!ドスッ!ガキンッ!
 歩『他愛もないな~弱っ!』
 三「主よ。その剣技、正に一撃必殺のよう」
 今「主さま、つよいですね」
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