甘い誘惑
「はあ?な訳ないじゃん!
ばあーか!」

あたしはそう言って前を歩き出した。

「はあ〜」

翼も深いため息をついて、その後ろを歩いた。

全く!
何考えてんだ!
このドS野郎は!!

そんなことを考えてると翼が話しかけてきた。

「何乗る?」

「う〜ん…」

どうしようかなあ…。

あたしが周りをキョロキョロしながら悩んでいると、翼は

「じゃあ〜ジャンケンで勝った方が決めるってことで」

「え…」

ガ…ガ…ガキ……?

「わかったよ」
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