明日を見て 〜頑張れ、横山!〜
「知ってるわ。嫌いじゃないって、言われたからなー。でも好きでもないってさ。」


「横山ー。あんた、謝ってきなよ。」

「?は、なんで?」

「普通に告っただけなら、瑠花さん怒らないでしょ?あんた、なんかしたんじゃないの?」

「……。したけど、それは、合意だし。てか、謝りたくねーもん。」


「したのかよ(笑)まあ、合意ならいいのかもだけど、とにかく、瑠花さんともう一度話した方がいいんじゃないの?年はさ、どーしよもでしきないんだから。あんたが、好きならあんたが動くしかないでしょ?」

ずっと瑠依に片思いしてた、
凪らしいアドバイス。

「あはは。さすが、瑠衣のストーカーやってただけあるな、おまえ(笑)」

「まぁ、ね(笑)瑠衣くんも瑠花さんも、かっこいし、可愛いから、うちらは苦労すんね(笑)」


「はは。まーな。でも、おまえは、もー苦労ねーだろ?」

「まーね。」

そう言って瑠依を、見て笑う凪。
……瑠花さんも、あーやって、彼氏の前で笑うのかな。

「はいはい。勝手やってろ。俺帰るわ。」

「……辰巳。あの人、あーだけど、嫌な奴じゃねーから。あんま、泣かすなよ。」

はは。なんやかんや言っても、
お前シスコンなんだな(笑)


「知ってるっての。てか、泣かしても俺の隣で泣くならいいよ。俺、瑠花さんが、泣いたり怒ったりしても、めちゃくちゃ可愛いく見えるみたいだからな(笑)」


「うわ//横山あんた恥ずかしっ。」
「ねー。ヒーロー健在じゃん。こわーい。」

「んじゃな。あ、瑠衣、家の鍵、貸せよ。おまえん家行くわ。」

そして、俺はまた、瑠花さんに会いに行った。
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