桃色恋模様



今日は、国語の課題が倍じゃないアタシ。


なんか。
暇になってたり。


課題は全部終わっちゃったし。


卓の授業が終わるまで、あと40分もある。


あ~。やば。

なんか・・・眠くなってきた。


そう思うと、もう遅い。


・・・夢、かな。

多分これは、アタシが卓に一目ぼれした日。


まだ2年生の卓。
まだ1年生のアタシ。


そのときは、夏の生ぬるい風が吹いてて。


風になびかれて、キラキラ光る栗色の髪の毛。

なんだかアタシは目が離せなくて。


「卓~!!」


あの人、卓って言うんだ。

友達の呼びかけに、卓は振り返って。
そのまま走っていった。


そのとき、今まで髪の毛で見えなかった顔が、ふと見えて。



アタシは、卓に恋をした。


そういえば、アタシ、卓を好きになってから、1年経つんだ。


・・・アタシ、1年の間、何してたんだろ。


何か変えられた?
何か変わった?


何にも変わってない。


初めて話したあのときから。






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