最低彼氏にはさよならがお似合い
油断にはつけ入るのがお似合い



油断していたと言えばそうかもしれないし平和ぼけしていたと言われても否定はできない。

それは、あまりにも唐突だった。


概ね予定通り、仕事をこなし昼休憩から戻ってきた直後。

社内メールを受信した。

別に珍しいことじゃないし、タイトルが覚えのある案件だったからなんの躊躇もなくそれを開いた。



「……………は、」


素の声がこぼれたことにも気づかないほど、頭が停止している。





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