君の瞳を信じて。
「あ、ゆうここだ」

「やっぱここちゃん可愛いよね~」

優奈と心奈で、ゆうここ。
心奈は女子にも男子にも人気だし…正直一緒に歩きたくない、というのが本音。

「あっ、先生ー!優奈呼んできました!」

「おー、ありがとう。華野、ちょっとこい」
華野って、流れからして私のことだよね。

「はーい」

「来月の、飯盒炊爨なんだが…明日のHRにくじでグループ決めをするから、くじを作っといてくれ。もちろん、西谷と2人でやればいいんだが…」
西谷くんはやらなそうだな…1人でやるしかないかー…
めんどくさぃぃぃ~!!
ま、今日の放課後に図書室でも行って作っちゃうか。

一応声はかけとかなきゃね。

「西谷くん、明日使うくじを作るんだけど…」

「あー、そうなんだ…じゃあ…」

「あ、うん、私やっとくね」
なんだよ、自分ばっかり仕事逃れしちゃって…先生も私に頼むしさ。
って、引き受けるのが悪いんだけどね…

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