スイッチ
宣言
《宇美》
放課後の教室
先週、同じように淳を待っていたはずなのに、今の私の心の中は全然違うことを考えている
緊張なんてなくて、早く来ないかなってウズウズして、不思議と顔が緩んでくる
時計の秒針が、まるで正常を忘れたかのように、1秒が長く感じるなんて、可笑しくてたまらない
それくらい、扉が開くのが待ち遠しかったんだ
少しして、廊下の方からどんどん大きくなる足音が聞こえてくる
その足音のリズムは私のよく知っている音で
顔が見えていないのに、足音で誰か分かってしまうなんて、本当に可笑しいよね
そんな、可笑しいと思うことが増えていくことが、なぜかとても嬉しいんだ