絶叫脱出ゲーム③~クラスカースト~
☆☆☆

そのまま昼になり、あたしは立ちあがった。


運ばれてきた料理のおいしそうな匂いがしている。


お腹は減っていなかったけれど、やっぱりなにか食べておく必要はあった。


「彩美、少しは食べないと」


「いらない」


あたしの言葉に久しぶりにそう返事をした彩美。


冷たい一言だったけれど、あたしは返事をしてくれたことが嬉しかった。


「そっか。じゃぁ、あたしだけ食べて来るから」


あたしはそう言い、ステージへと向かった。


4人のバトルに変更になってから、ステージに吊るされる死体の数は一気に増えていくようになった。


バトルで死んでいった17人分の死体。


そして<mother>に反抗して死んでいった死体で、ステージ上は埋め尽くされそうになっている。


こんな血なまぐさい中に食事を運ばれるのは嫌だったけれど、仕方がない。
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