CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
椅子に片膝をつく彼の腰を抱えるようにして、互いの唇を求めると、
「…アヤ…舌、入れてもいい…?」
甘い声が、耳を撫でた。
「うん…いい…」
「縛られてたの…痛くないか…?」
キリトの手が、私の手首をやさしくさする。
「大丈夫……キリトこそ、痛いんじゃないの…この、手…」
ハンカチを巻いた彼の手を取ると、
「んっ…痛い…でも……アヤと、キスが…したい…」
湿った温かな舌が、口の中に差し入れられて、
「ぅん…アヤ…」
「…キリト…少し、キス…うまくなった…?」
受け入れるように、唇をひらくと、
「うん…気持ちよく、させてあげたいから…アヤを……」
舌は、さらに奥に入り込んで、しっとりと絡みついた。