CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~

-4-


「……そんなこと知って、あなた…どうするつもりなの…?」


なんだか嫌な感じがして、そう聞き返した。

シュウがウイスキーのロックをゴクリと飲んで、


「……キリトには、手を出してもらったら、困るからな…」


と、口にした。


「手を出すって……」

目の前の彼からは、いつもとは明らかに違う、なぜだか不穏な空気ばかりが、強く漂っていた。


そんな私の空気を察してか、シュウが「あんたも、なんか頼めば…?」と、薦めてくる。


「いい…」と、断ると、シュウは「ふん…」と、口の端で笑った。


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