イマカレモトカレ 永遠の愛は?
気づけば 一人既読が増えてた。
【門倉さん さっきも言いましたけど
後で個人的にラインしますね】(船越)
【どーぞどーぞ
頑張れ!船越くん!】(夢子)
【頑張りまーす】(船越)
ここでも勝手に二人で盛り上がってる。
貴弘は見たくせに
何も言ってこない。
【前田さんも協力して
応援してあげてくださいね】(夢子)
夢子が貴弘に振った。
ちょっと!夢子!
どういうつもり?
貴弘からはニコッと笑ったスタンプだけが
送られてきた。
「その業者さんってカッコいいですか?」
「カッコいいよりは
可愛い系!ペットみたいかな?
乃愛だったらどっちもが
そんなタイプだから
どっちが引っ張るんだろ?」
「もー!夢子!
勝手にくっ付けないで!」
その時あたしの携帯のラインがきた音がした。
「早速来ましたね!
読んでくださいよ」
見てみると送り主は船越さんじゃなく
貴弘だった。
【別れたのって本当?】
【yes】
あたしはそれだけ返信した。
これ以上深く関わっていたら
好きになってどうしようもなく
悩んでしまいそうだから・・・。
すると おめでとうのスタンプが・・・
何で?意味わかんない!
なにが?おめでとうなの!
「船越くんじゃなかったわ
期待したみんな残念ね
あたしの話題変えよう!
あたしはちょっとトイレ行ってくるわ」
と席をはずした。