愛してはいけない
ガタッ

「零‼︎」

愛しい彼の姿が見えた瞬間、私は駆け出した

「麗華⁉︎やっぱり麗華だ!」

懐かしい声、懐かしい笑顔に喜びを感じる

「零‼︎」

愛しい名前を叫び、零の身体に抱きついた

「零!零!」

名前を呼ぶたび涙が溢れ出す

会いたくて会いたくて会いたくて堪らなかった零ー。

「麗華!」

強く優しく呼ばれる名前

逞しい腕に抱き締められる喜びを懐かしく嬉しく想う

「零!どうして此処に居るの?」

「麗華こそ!なんで?てか、今まで何処に居たんだ?!」

零の震える声とともに抱き締める力が強くなる

「心配ばっかりかけて、ごめんね。会いたかったよ!零」

「俺も麗華に会いたかった!もう二度と俺の前から消えたりしないでくれ!」

強く抱き合った後、身体を離し、互いの顔を見つめた後、微笑む様にキスをした
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