頭がゆるくなる作文集
実録、本屋さん「出版社目録妄想篇」


続けてみようかと思います。本屋のいろんなことについて、まあ、だらだらと。


さて、毎年、本屋さんには、取次会社というところから、「出版社目録」というものが支給されます。


全国の出版社名と、その連絡先が載せられた本で、出版社に直接本の注文をする際に、いつもこの本を利用するのですね。


先日、この目録をパラパラとめくっていると、妙に気になる名前の出版社をいくつか見つけました。


社名というのは、会社の看板。とても大切なものでございます。


たとえば、週刊少年マガジンやなかよしを発行している「講談社」。その名前からは、講談という芸事が、娯楽の主流だった頃からの歴史の重みを感じます。


「かいけつゾロリ」シリーズの「ポプラ社」。その名前からは、児童書専門らしい、かわいらしさがある。


出版社の名前というものには、世間に対してどんな出版活動をしていくのか?そんな創業者の覚悟と願いがこめられているのです。


ぼくが見つけた、妙に気になる出版社の名前はこんなのでした。



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