スクール・ゴースト
世界の林檎
軽快なチャイムと共に子供達は、
席に着く。

何の変哲のもない、小学校の教室

何の変哲のもない、何も変わらない

窓の外を眺めている少女は、

どこか退屈そうにそう思っていた

その少女は、時音 路嘉(トキネ ルカ)

ルカは、今自分たちがこうしている間に

世界で人が死んだり、生まれたり

しているのなら、自分たちが

どうして、この世界で生きてるのか

謎では、ないか。

もし、アダムとイブの話が本当なら、

林檎を当たり前のように食べてる

私たちを神は、
「人間などと言うものは、神との禁を
破った愚かな者でしかない」

と思っているに違いない。

アダム達が、林檎を食べなければ、

自分達が寿命を背負うこと
もなかったのではないか?

それと同時に、アダム達が罪を
犯さなくては、私たちは、
存在していなかったのでは、ないかと

なぜ彼女が、そんなことを考えるのかとゆうと、

ルカのクラス6年2組でいじめ

があるからだ

いじめの主犯者は、いじめられている

卍山華 真里亞(マンザンカ マリア)
にしか分からない

でも、真里亞は語らなかった

真里亞は、ショートヘアの頭に
長いツインテールの髪が特徴的だ


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