飛行機雲
…全然だめじゃん…私。
なんで、忘れられるなんて思ったんだろう。
…全部、全部覚えてるのに…。
「…!愛…?!ご、ごめん!俺なんかいけねーこと言った?!言ったなら謝「違うのっ」
「……忘れられなくて…!ごめっ…なんて言ったらいーかわかんない…」
涙が止まらなくなってしまったわたしを見て
修は焦った顔をしていたけど、
私はその場に立ち止まって、
うつむいて、泣くことしかできなかった。
だって…
まだ、大好きだから…
もう、そばにいないのに…
「きっと…もう、会えないのに…っ」