飛行機雲






「おはよー愛ちゃんっ」

「おはよ~」



朝からテンションの高い

神谷 巫女(カミヤ ミコ)ちゃん。


…なんで私と巫女ちゃんが仲良くなったかは、


『珍名前同士。』

ってとこですかね。



私は、やる気のない挨拶をして席につく。



「愛ちゃんどした?元気なくない?」

「そうかな?大丈夫だよ!ありがとう」


心配そうに顔を覗きこんでくる、巫女ちゃんに言った。




私は斜め後ろの、翼の席を見つめた。








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