17歳
学校

朝。

いつもと変わらない景色。

周りを見渡すと

スーツを着た大人達が
しんどそうな顔をして
出勤していたり

同じ制服を着た子達は
恋バナをしながら
登校したり
眠そうな顔でだるそうに
登校したり…

こうやって見てみると
いろんな人がおるんやな〜


面白くなった私は

人間観察をしながら
いつも1人で退屈な
登校時間を楽しむ。



「おっはよ〜」

声が聞こえ
後ろを振り向くと
手を振りこっちに
向かって走ってくる
髪がショートで
目の大きな女の子
友達のさやか。

さやかが隣に来たのを
確認すると
私も挨拶をする。


「おはよー、相変わらず元気やな〜」

「ま〜な♪あっ!でも今日小テストあるんやって〜」

そう言い
ノートを見ながら
ぶつぶつ言ってるさやか


その隣の私は
真っ青な顔で固まる。

「うそやんっ!聞いてへんて〜(涙)」


どーしよ!どーしよ!

次赤点とったら
まぢでヤバイんやって〜(涙)

< 13 / 69 >

この作品をシェア

pagetop