バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
二人で見つめ合ったまま笑った。



二時間目が始まってしまう。



先生からプリントを受け取り、沢田先生と並んで歩いた。


「このプリントは何?」



「今日から宿題を出す事にした。」



私の足が止まる。



「華、授業始まるぞ。」



だってこのプリントの量は何?



一人五枚はありそう。



先生を見上げた。



「華、何固まってるの?一人では絶対無理だから、俺が一緒にやれば、3時間で終わる。」



3時間なんてあり得ない。


かず君とは一緒にいたいけど宿題は嫌だ。



沢田先生が行くぞ。って私の腕を引っ張る。



先生にひきづられながら教室に入った。



一斉にみんなに見られた。






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